公開2024. 7. 12 0時2分
就職も求職もせず理由もなしに「ただ休んでいる」人口が、新型コロナのパンデミック時を上回り過去最大となった。景気減速に加え雇用ミスマッチの影響も強く出ているとみられる。
引用元: ・不況韓国 ニート人口が244万人を突破【岡くん母国】 [618719777]
7月11日に発表された統計庁の経済活動人口調査を分析したところ、今年上半期のニート人口は244万4000人と前年よりも0.8%増加した。集計が始まった2003年以降、過去最大を記録した。ニートとは非経済活動人口のうち、病気・障害などはなく「ただ休んでいる」状態を指す。 年齢別では、15~29歳の青年層で3%減、1万3000人減少となった。30代では9.3%、2万5000人増加、40代では7.3%、1万9000人増加、働き盛りと言われる3040世代で大きく増加し、50代も0.5%、2000人増となった。反対に60歳以上では1.3%、-1万4000人減少となった。
ニートは高齢層で多く発生すると考えられる。しかし、60歳以上では減少を見せた代わりに、経済の中核を担う3040世代で多く増えている。統計庁は具体的な理由を尋ねているが、「体調不良悪」「希望する仕事に就けない」といった理由が多い。
青年層では41万2000人と、青年人口の減少もあったが依然として40万人台を維持しており、コロナ流行時と大きな差は見られない。特に「大卒以上」に限定するとニート人口は15万8000人から16万1000人と、1.8%も増加している。
専門家は「雇用のミスマッチ」を主原因に挙げている。
統計庁ソ・ウンジュ社会統計局長「休職人口の増加は、自分に合った仕事がないといったミスマッチの影響が考えられる、これから就職する若い層だけでなく、転職を控えた40代以上でも条件の良い職場が見つからずにニートに陥る可能性もある」と話す。
カトリック大学経済学科のヤン・ジュンソク教授「不景気が続き、希望する仕事が減っていることが要因として考えられる、求職支援など実質的な雇用政策が求められるだろう」と話した。
ナ・サンヒョン na.sanghyeon@joongang.co.kr
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